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10月にMarusokitchenのビル屋上で撮影されたDIYの得意な芸能人、上地雄輔さん、ユージさん、ハイジ(新鮮なたまご)の3人がコロナで元気をなくした佐原に癒しの場をつくるという番組「旅する工務店~あなたの街を変える2泊3日」がオンエアーされました。

当日私はお施主様の家の完成住宅内覧会の会場で接客中の予定だったため現場にテレビを持ち込んでお客様と一緒に見るという状況に。どのくらい映るかなぁと・・・

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思っていたら、結構映っていてびっくり。しかし・・・仕事が終わって帰宅すると、家族に浴びた言葉は「最初のアップの写真はなんとかならなかったの?笑えたんだけど」
自分「あー、そこな」(T_T)

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番組冒頭、着工前の打ち合わせ。千葉工業大学の田島先生が書いてくれたプランはとても素晴らしいもので、これが出来たらカッコイイよねって。

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初日最初の課題は材料の荷上げ。エレベーターのない4階の屋上に全て人力で4tトラック2台分の資材を上げないとならない。

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約2トンの材木だけではなく60m分の人工芝や約350キロのコンクリート平板、400キロの玉砂利など・・・超過酷。

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材木の長さは約4m。さほど幅の広くない階段を4mの長さの材木を上げるには1本ずつしか運べない。途中で断念して材木を半分に切ることに。

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予定ではお昼までに資材の荷上げを終えるはずが、全然進まず。3人は桶松にお昼ご飯に行ったまま。早速ヤバイ感がいっぱいの二人のプロ。
しかし、午後から千葉工業大学の田島研究室の学生たち14人が助っ人に来てくれた!

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初日のノルマは資材の搬入と、ウッドデッキの土台まで作り上げること。学生たちが来てくれると仕事がどんどん進む。初日は超ハードだったので早めに作業終了です。

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二日目の朝、8時前に集合したらまだ皆んな集まっていない。どうしたのかと思ったら、ハイジさんが当社のモデルハウスに泊まっていて皆んなで起こしに行ったとか・・・

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上地雄輔さんとユージさんがハイジを起こしにモデルハウスへ。

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桶市ハウジングのモデルハウスが紹介されました。外断熱ソーラーサーキット工法で作られた木の香りいっぱいの自然素材で作った家です。

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ベットルームではなく、小さめのお昼寝用ベッドで寝たみたい。

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ベットルームが広すぎて落ち着かないと・・・

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レンタル布団も手づかず。ベッドに寝なかったらしい。

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結果、一番いい思いをした感じ。

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二日目、スタート。上地さんが使わなくなってそのまま放置されているキュービクルの壁に絵を描こうと。どうやって描いていいかわからないと・・・

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私「そういうのは現場合わせで」
この後、上地さん、スタッフの方と一緒にケーヨーD2に塗料や刷毛、ローラーなど一式を買いに行きました。なかなか行き当たりバッチリな感じ。二日目の作業は夜遅くまで続きました。

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三日目、最終日。
上地さん「小長谷さん今の状況はどうですか?」

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私「・・・頑張りましょう!」
それ以外に言葉が見つかりませんでした(´∀`)

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見えるところがザッと出来ただけ。まだ細かいところがいっぱいある。
内心、この時は今日の夕方までに全部終わるかなぁ?と不安でいっぱいでした(T_T)
お昼頃、私がボソッと「やばいな・・」と独り言を言ったのを聞かれてしまい、本当にヤバイと思って制作スタッフの方も防腐剤塗りに参加してくれたり。考えてるよりとにかくやろうと。

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最終日、日が暮れて来てからの追い込みは鬼気迫るものがありました。

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みんな黙々と・・・

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最終日のプレッシャーは結構なもので、タイムリミットが刻々と迫ってきて、なかなか緊張感ありました。半月板断裂で治療中の私は階段の上がり下りには結構気を使います。重いものを運ぶこともできず、出来るだけ屋上の現場で陣頭指揮をとって黒子に徹しようとも思いましたが、気持ちは焦り4階までの階段を何往復しただろうか。最終日の朝は筋肉痛もありましたが膝が腫れてやばい・・・

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しかし、集中力ってすごいもので、違和感こそ感じるけど痛みは感じないんです。二日目の夜遅くに大体のノルマが終わって少しほっとしたのも束の間、最終日の午前中が思うように進まず、お昼頃に本気で感じた「間に合わないかも」というヤバさには本気で冷や汗でした・・・
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演者さんたちは黙々とお昼ご飯も食べすにノンストップで作ってくれているし、千葉工大の学生たちの若さあふれる人海戦術と才能、技術にはもう何もいうことはない。彼、彼女たちがいなければ今回の成功はなかったです。
初めての防腐剤塗布作業や屋上への材料の荷上げや片付け、清掃といった肉体労働にも黙々と取り組み、実際に工具を手に持っての作業やアイデア満載のプランニング、コーディネートと行動力には、羨ましいなぁ、将来が楽しみだなぁと本気で思いました。
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夜が更けていよいよ数時間後にタイムリミットが近づいてきた時の焦りとワクワク感は久々に感じる達成感の前触れ。最後の作り込みが始まる一方、片付け清掃が始まりディスプレイに取り掛かるときの追い込まれ感は若い頃に感じた心身ともにギリギリの感覚。
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撮影が全部終わってクランクアップ、終わりです!の声を聞いた時の歓声と拍手はこの年になって久々に感じた達成感でした。

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たった三日間ですがいい経験をさせて頂きました。

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通常の仕事を三日間全部後回しにして電話も出ないし、連絡もしないし、そんな余裕もなく電話も出来ないくらい集中して取り組んだ仕事でした。

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まるで男気じゃんけん。負けられない戦いでした。

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屋上で街おこし。

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地域で暮らす人たちの憩いの場になればこの疲労感も救われます。

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この機会を与えてくれたビルのオーナーさん、制作会社さん、演者さん、千葉工大の先生、学生さん、家具職人さん、大工さん、社員全員みんなに感謝です。