2025/03/15
最後の給食
先日、娘が卒業式を迎えましたが、ふと卒業祝いの給食の写真を見つけました。懐かしいなと思いながら見ていたのですが、正直なところ、ちょっと質素な感じが否めません。
写真の説明には「中学3年生 最後の給食」とありました。9年間食べてきた給食から卒業する日。健康な心と体は、毎日の食事の積み重ねによってつくられる。そんなメッセージが込められた最後の給食には、みそラーメン、シュウマイ、大根サラダ、米粉のクレープ、そして牛乳が並んでいました。
私が子どもの頃に食べていた給食は、もう少し豪勢だったような気がします。もちろん、今と昔では時代も違うし、給食の基準も変わっているのでしょう。でも、卒業祝いの特別な日だからこそ、もう少しボリュームがあったり、ちょっと豪華なメニューだったりしてもいいのでは?と思ってしまうのは親心なのでしょうか。。。それでも、器には「祝」の文字が入ったなるとが浮かんでいて、ささやかだけれども温かみを感じます。給食を作ってくださる方々が、子どもたちのために考えて準備してくれたことを思うと、ありがたい気持ちになります。
近年では、給食の無償化が進められる自治体も増えてきています。家庭の経済的負担を減らし、すべての子どもたちに栄養バランスの取れた食事を提供することは、とても意義のある取り組みです。一方で食材費の高騰により、給食の内容を充実させることが難しくなっているという課題も耳にします。限られた予算の中で、いかに子どもたちに喜ばれる食事を提供するか、給食に関わる方々の苦労を考えると本当に頭が下がる思いです。
また、米粉のクレープにもあるように、食物アレルギーの対応も年々進化しています。私たちの時代には、アレルギー対応の特別な給食というものはほとんどなかったように思いますが、今では除去食や代替食を用意し、できるだけ多くの子どもが安心して食べられる環境が整えられています。こうした配慮が当たり前になりつつあることも、時代の変化を感じさせます。
一方で、給食があるからこそ栄養をしっかりと取れている子どもたちがいるという現実もあります。経済的な事情や家庭環境によって、十分な食事を取ることが難しい子どもたちが増えている中、子ども食堂の役割もますます重要になっています。給食が唯一の栄養源という子どもたちもいると言われる中で、長期休みの期間や給食がない日には、子ども食堂が大きな支えになっているケースもあります。
香取市でも子ども食堂が各地に展開されています。香取市のHPはコチラ(←Click!)
子どもたちが安心して食事を取れる環境をどう作っていくか、改めて考える機会になりました。
今の子どもたちが、最後の給食をどんなふうに感じたのか、少し気になりますが、こうしたタイミングで昔の給食の思い出を振り返るのも楽しいかもしれません。給食は各地で特色もあり、育った時代での話題としては面白いものがありますよね。ちなみに茨城県ではご飯と一般的なパック納豆が出ていて、それが普通だと思っていましたが、転校先で話をしたらビックリされたのもいい思い出です。笑
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