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column

2025/04/20

庭も暮らしの一部へ。進化する外構デザイン

庭も暮らしの一部へ。進化する外構デザイン アイチャッチ

先日、幕張メッセで開催された「エクステリアEXPO」を視察してきました。
展示会は実施工に近い形での展示が多く、見ていて本当に楽しい!

住宅の外構工事といえば、昔はコンクリートの駐車場に門扉と塀という実用一辺倒なイメージがありましたが、いまや外構も「暮らしを楽しむ空間」へと大きく進化しています。

最近のデザイン住宅でよく見る、宙に浮いたようなステップデザインや照明を組み込んだエッジライト付きのアプローチなど、細部にわたってデザイン性を高める展示工夫も多数見られました。

施工的にどうやってるのか以前から気になっていましたが、LIXILで浮遊ステップ材の部材展示があり、じっくり見てきました。最近はこうした施工部材も省力化され、簡易施工でいてシンプルなのに高級感があり、エントランスを印象的に演出するアイテムとして人気が高まりそうですね。

フェラーリ488GTBに釣られて見に行ったのが、ローラーストーン。スタンプコンクリートのように見えて、完全なリフォーム商品。既存のコンクリートやタイル上からでも施工できる、塗材に近い左官材。クルマガ乗っても大丈夫という展示でフェラーリが飾ってありました。大判の石材に見せたり、乱張りにしたりと目地の調整も現場合わせ。住宅だと玄関やアプローチがメインですが、店舗の改装などでも幅広く使えそう。しかも壁も施工できるのが面白い。

今回の展示で特に印象的だったのは、アウトドアガレージの多様化。サーフィンやスノーボードなど、趣味にあわせたガレージ空間が提案されており、言わばもう一つの趣味部屋として注目されていました。屋内にしまい込むのではなく、あえて外に自分の「好き」を見せる。尖ったところを攻める。そんな発想の転換が新鮮でした。欲しいなーっと思って眺めてたんですけど、僕ロングボードなんですよね~笑。

巨大な展示で目を引いたのは、カーポートと太陽光発電の融合。展示されていたソーラーカーポートは、EV(電気自動車)の充電もできる、まさにこれからのライフスタイルを意識した提案でした。デザイン性と機能性が両立されており、エクステリアにもGX(グリーントランスフォーメーション)の波が確実に来ています。

 

改めて気づかされたのは、住まいづくりの余白や遊び心の大切さ。

私たちは、断熱性や耐震性といった「性能」に目が行きがちですが、暮らしの中にはそれだけでは語りきれない心の豊かさがあるということ。ガレージに趣味の道具を並べて眺める。庭先に小さなベンチを設けて木漏れ日を楽しむ。アプローチに照明を仕込んで、夜の帰宅がちょっと嬉しくなる演出をする。そんな「暮らしの余白」にこそ、住まいの個性と幸福感が宿ります。

こうした展示に触れるたび、「家の中」だけでなく「家の外」も、お客様の暮らしをどう豊かにできるかを考えることの重要性を感じます。外構は、家の第一印象を決めるだけでなく、暮らしの質にも大きく影響する部分。
「魅せる・楽しむ・エコである」という3つのキーワードが外構設計の軸になっていきそうです。

 

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GW連休のお知らせ

桶市ハウジングの今年のGW休業日は、
4月29日(火)~5月6日(火)までとさせていただきます。。
※4/29~5/6は本社、モデルハウスともに休業となります。

5月7日(水)より通常営業となりますので、予めご了承のほどよろしくお願いします。

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