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column

2025/03/16

長さが違う

長さが違う アイチャッチ

先日、お客様から「コンセントに電気が来ていないようだ」とのご連絡をいただき、早速お伺いしました。最近はペン型の検電計が普及していて、通電の確認が容易に行えます。結果、コンセント自体には問題なく、接続されていた機器の不調が原因であることが判明し、ホッとしました。
日常的に使うコンセントも、甘く見ていると火災の原因になりますので、建物内の電気の不具合には慎重になります。

その際、お客様から「コンセントの左右の穴の長さが違うのはなぜですか?」とのご質問を受けました。

日々眺めていて、同じように見える穴ですが、家庭用コンセントの差し込み口は、左側が約9mm、右側が約7mmと、2mmの差があります。

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この違いは、コンセントの極性に関係しています。右側の短い穴は「電圧側」で、電気がプラグを通じて供給されるいわば「入口」の役割。一方、左側の長い穴は「接地側」と呼ばれ、電気製品を通った電気が戻る「出口」の役割を担っています。この接地側は地面に接続されており、接続された電気機器の不良など、異常な高電圧が流れた際に、その電気を安全に逃がす役割も持っています。

なので、左右の穴の役割が異なるため、見分けやすいように穴の長さが変えられています。ただし、一般的な家電製品のプラグは、左右どちらの向きに差し込んでも問題なく使用できるように設計されています。しかし、一部の業務用機器や音響機器などでは、極性が重要となる場合があり、その際はプラグの刃の幅が異なり、逆向きには差し込めない仕様になっていることもあります。

スマートフォンの充電から家電製品の使用まで、ほとんどの人が毎日のように目にするコンセント。普段何気なく使用しているコンセントやプラグには、安全に電気を利用するためのさまざまな工夫が施されています。
仕組みを知ると、より安心して電気製品を使用することができますね!

電気は大切に!って言ってた、でんこちゃん。。。そういえば最近見ませんね?

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