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column

2026/04/09

令和のオイルショック

住宅業界全体を揺るがす、深刻なニュースが毎日のように飛び込んできます。
中東情勢の悪化による、いわゆる「ナフサショック」です。

イランを巡る軍事攻撃の影響でホルムズ海峡が封鎖され、原油由来の原材料「ナフサ」が決定的に不足しています。
これを受け、先月末から建材メーカー各社から驚くような値上げのアナウンスが相次いでいます。
特に高気密高断熱である、私たちの家づくりに欠かせない断熱材への影響が深刻です。

・カネカ(カネライトフォーム):4月1日から40%の値上げ
・デュポン・スタイロ(スタイロフォーム):5月1日から40%の値上げ
・JSP(ミラフォーム):6月1日から
40%の値上げ
その他、旭化成建材のネオマフォームやフクビ化学工業のフェノバボードも、すでに納期調整や受注制限に入っており、新価格と納期の決定を待つ状況です

先日もブログに値上がりは断熱材だけにとどまらないことも書きましたが、他にも屋根の下葺き材(アスファルトルーフィング)も40%程度の値上げが示唆されており、給水や排水に必須な塩ビパイプ。ポリ系の土間シートや気密シート、パッキンといった石油化学製品が軒並みリストに並んでいます

さらには接着剤や塗料、それらを使用する合板や集成材への連動も避けられない。
「家を建てる」ということが、これほどまでに世界の情勢、そして石油という資源に依存している事実とリスクを、改めて突きつけられた思いです。ニュースを見る限り、トランプ大統領との停戦合意も曖昧なようで、この混乱が長期化する懸念もあります


ただ「高くなった」と嘆いていても始まりません。
資材が入らなければ現場は止まります。
資材価格が上がれば、お施主様の資金計画を圧迫します。
今、このタイミングで家づくりを動かしている皆様には、この「ナフサショック」の現実を正確にお伝えし、少しでも早く手を打てるよう動くことが、私たちの責任だと考えています。

岩ヶ崎台で進行中の現場でも、いち早く手配したおかげで断熱工事が進められています。
限りある資材を全国の会社が一斉に求めているため、起こる事態は容易に想像が付きます。
一社独占の買い占めに関してはメーカー側で出荷調整を行っており、大手優位の状況ではないのがありがたい。

当社でも、現在ご契約いただいているお客様の分の断熱材などの資材は確保できています。
ただ、今後の工事に関しては状況を見ながらの状態になります。モノが無ければ家が建たない。そんな冗談のような時期が訪れるかもしれません。

まずは家を「カタチ」にするための地盤をどう守るか。
緊迫する情勢のなか、知恵を絞って現場を守り抜きます。

 

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