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interview

言葉では伝えきれない想いを、カタチにしてくれました

言葉では伝えきれない想いを、カタチにしてくれました アイチャッチ
1.きっかけ

私たち夫婦が家を建てたいと思った理由は、当時の住まいに虫が多く、日当たりも悪かったことにあります。

ベッドにはカビが生え、朝でも暗くて電気をつけなければならないような環境にうんざりし、気分まで沈んでしまう毎日でした。そんな暮らしを変えたいという思いが、家づくりを考えるきっかけとなりました。

 

2.最初の家巡り

まず、家を建てるにあたり、約15社ほどのモデルハウスを見て回りました。

はじめは豪華なインテリアばかりに目を奪われていましたが、次第に家の構造や生活動線の重要性など、見るべきポイントが分かるようになってきました。

しかし、「いいな」と思う内装はすべてオプションで、見積もりを取ると価格が大幅に跳ね上がるという住宅メーカーの仕組みも、徐々に理解できるようになりました。

さらに、家の構造について質問すると明確に答えられない営業マンが多かったり、誤った知識を堂々と話す人もいて驚きました。どんなにデザインが良くても、土台がしっかりしていなければ本末転倒です。そこで、「これは自分たちもしっかり勉強しなければ!」と考えるようになりました。

 

3.なぜこの家でなければならなかったのか

私が今住んでいる外断熱・二重通気工法のソーラーサーキットの家を選んだ理由、それは「私が日本に住んでいるから」その一言に尽きます。

例えば、私が気候の一定した国に住んでいたのならそもそも工法についてあまり悩んでいなかったと思います。けれどここは日本。夏は湿気が多く、冬は乾燥して寒く、四季があります。それらの季節に合わせて家を変えていくことで快適な空間を手に入れられ、家も長持ちするのではないか?と考えました。

家が衣替えすることで、無駄にエアコンを使わないでよくなるという、少しのエコ活動もできる。私たち家族にも、地球にも優しい生活が送れる。そう思ってこの家を選びました。

 

4.イメージは浮かんだものの・・・

建築会社も桶市ハウジングさんに決まり、どんな家にしようかという話になった時、困るのは頭の中にあるイメージをどう相手に伝えるか・どう相手に分かってもらうかということでした。

「ナチュラルで」「白いソファーが似合うような感じで」と口で説明しても頭の中にあるイメージがどう相手に伝わるか分かりません。

家が出来上がってこれは違う、となっても遅いので、この段階でぼんやりとしたイメージを明確にさせておくことが必要でした。本の切り抜きを集めたり、理想の家を絵に起こしてみたり、下手でも何でもとにかく相手に分かってもらうことが大事だと思い、自分の住みたい家をイメージしていきました。

 

5.良い家とは

家づくりとは、デザインと性能、両方揃ってこそはじめて「良い家」と呼べるのだと思います。そのためには、たくさんの家を見たり聞いたりして知ることが大切ではないでしょうか。

たとえば無垢材一つとったとしても多くの種類があります。温かみがある、湿度を調整してくれる、自然素材だから味があるというメリットもあり、その反面、反りやすく、加工したフローリングに比べて傷つきやすいなどの欠点もあります。

良い面だけではなく、悪い面も知った上で受け入れることが重要なのです。

後で「知らなかった」と自分が後悔しないように多くの情報をインプットし、納得のいく家づくりをすることをオススメします。

 

6.良い家との出会い

桶市さんの徹底した家づくりの情熱も、今住んでいるソーラーサーキットの家を選んだ理由のひとつに挙げておきます。

いつもたくさんの資料を持ってきては実際に見せてくれて、真実を話してくれました。その妥協を許さない姿勢は今のご時世に一番必要なことではないでしょうか。

 

9.最後に

家は成長するものだと、私は思います。

新築のいまは、ピカピカの無垢材の床や梁が、これからは長い年月をかけて味わいのある床になる。

そうすればインテリアももっと落ち着いたシックなものに買い替えたいと思う日は来るでしょうし、家の雰囲気もずいぶんと変わることでしょう。

この先、我が家がどんなふうに変わっていくのか、とても楽しみです。