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column

2025/04/19

スマホのせいで家が建たない?

スマホのせいで家が建たない? アイチャッチ

先日、あるお電話をいただきました。
県外に住む息子さんからのご相談です。

お父様は身体に障害を持ちつつ、田舎のご実家でひとり暮らしをしているとのこと。その老朽化したご実家をリフォームして、これからは一緒に暮らしたいというご希望でした。
息子さんの現在の住まいを売却して、その資金に少し借り入れをプラスし、実家をリフォームする計画だったそうです。

ところが。

自宅の売買計画は順調に進み、家は売れたのに、お金が借りられなかったそう。
理由はただ一つ。知らないうちにブラックリストに載っていたから。
お客様がいろいろと調べてみると、原因は5年前。携帯電話の端末代金の支払い期日を過ぎたことがあったとのこと。その遅れが「信用情報」に記録され、銀行も信用金庫も、どこからもお金を借りられなくなってしまったようです。もちろん期日は過ぎてしまったものの、きちんと支払いは済んでいたのに。。。

実は、こうした話はめずらしくありません。

携帯電話は「通話料を払うもの」と思っている方が多いのですが、スマートフォンの本体代金を、通話料と一緒に「割賦=ローン」で支払っているケースが多く、たとえ数千円の支払いでも、ローンはローン。「支払いをうっかり忘れた」たった、それだけのことで、将来の住宅ローン審査にも影響することがあるんです。

 

それはクルマのローンも同じ。最近では、動画や音楽、車や家電まで、あらゆるものが「サブスク=分割払い」になっています。毎月自動で落ちるから大丈夫、と思っていても、口座に残高がなければ「支払い遅延」として信用情報に残ります。また、クレジットカード決済でなく、銀行口座の引き落としやコンビニ払いにしていても、滞納すれば信用情報に傷がついてしまうので注意が必要です。

 

そして、意外と見落とされがちなのが、クレジットカードの枚数。住宅ローンの審査では、実際に使っていなくても、クレジットカードに設定されている利用枠が「将来的に借りる可能性がある」と判断されてしまいます。そのため、利用していないカードが複数ある場合、それだけで借入可能額が減額されることもあります。

私も家づくりのお打合せの中で、「まさか携帯の支払いが家づくりに影響するなんて…」という方を何人も見てきました。

家を建てるのは、一生に一度の大きな買い物です。
だからこそ、「お金が借りられない」という状況にならないよう、今のうちから、自分の信用情報にキズをつけない、暮らし方を心がけることが大切です。

「いつか家を建てたい」と思っている方は、まずは今の契約内容や支払い状況を、よーく見直して理解を深めてはみてはいかがでしょうか。
使わないクレジットカードは解約しておく、キャッシングやリボ払いはすべて返済しておくなど、住宅ローンの借り入れをする際には、早いうちから金銭面での身辺整理も忘れずに!

 

知らなかったでは済まされない。

ほんの些細なことが、大きな壁になってしまう前に。

 

+++

 

GW連休のお知らせ

桶市ハウジングの今年のGW休業日は、
4月29日(火)~5月6日(火)までとさせていただきます。。
※4/29~5/6は本社、モデルハウスともに休業となります。

5月7日(水)より通常営業となりますので、予めご了承のほどよろしくお願いします。

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