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column

2025/05/31

コンロのない暮らし? 若い世代が選ぶ、新しい住まい方

先日、テレビレスの記事を書きましたが、ふとニュースで目にした話題のひとつが、若い世代のコンロレス生活というもの。
なんと、あえてキッチンにコンロを設けないという選択をする人たちが増えているという。

 

 

「えっ、家にコンロがないの?」と驚かれるかもしれませんが、その背景には、現代のライフスタイルの変化があります。

一人暮らしや共働き夫婦を中心に、料理は電子レンジやケトル、話題の電子調理器で済ませ、あとは外食やお惣菜、冷凍食品を活用するというスタイル。主に賃貸の一人暮らしだと思いますが、ニュース内では、自炊は週に1回するかどうか、家で煮炊きしないからコンロはいらないという声もあり、料理よりも掃除のしやすさや、空間のすっきり感を重視する傾向のようです。

こうした流れは、いわゆるミニマル志向とも重なります。テレビを置かない、家具は最低限、必要なものだけで暮らす。スマホやタブレット、動画配信サービスがあればテレビやレコーダーすら不要。家電や収納も、シンプルで機能的なものを選ぶ人が増えています。

実際、当社でも少しずつ増えているご要望は、お風呂やトイレの「窓無し」。開けない窓というのが一番の理由ですが、浴室もトイレも基本的に電気を点けて入る場所。周りの視線も気にすることなく入れるのがいいとの事。特に浴室の洗面器を送カウンターやミラーなど、省かれる方が本当に増えたなぁというのが、率直な実感です。また、収納も畳む収納ではなく、ハンガーで掛ける収納が主流になり、引き出しのある収納はほとんど作らなくなりました。

家に対する価値観は、ここ数年で大きく変わってきています。

かつては「広いリビング」「家族そろってのダイニング」が理想とされていましたが、今は「自分に合った暮らしができる空間」が求められています。

 

 

コンロレスという言葉が象徴するように、家はもっと自由であっていい。
誰かの基準ではなく、自分たちの暮らし方をベースに考える。
それが、これからの家づくりに必要な視点なのかもしれませんね。

私たちも、お客様一人ひとりの価値観に寄り添いながら、本当に必要なものは何か?を一緒に考えていきたいと思います。

 

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