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column

2025/05/27

やっぱり、やられてました。

現在進行中のリノベーション現場にて、古いタイルのお風呂を解体したところ…
やはり、というべきか、想像以上というべきか。
土台も柱も筋交いも見事にシロアリにやられていました。

今回の建物は築年数が経っており、タイル張りのお風呂が残っていたお宅。
実はこの古いタイル風呂が、シロアリ被害の温床になっているケースは本当に多いのです。

タイル目地の割れ目や、窓や浴室の出入り口サッシ部分の経年劣化によって、じわじわと水が下地に染み込み、構造体である柱や土台を長期間にわたって濡らし続けます。木材は乾燥すれば問題ありませんが、「湿ったまま」というのがシロアリにとって最高の住環境。

今回も、開けてみたら案の定の状態でした。

これは決して珍しいケースではありません。
私たちの経験上、タイル風呂からユニットバスにリフォームする際、9割以上の現場で何らかの木部劣化やシロアリ被害が確認されています。表面からは見えないだけで、じわじわと進行していたであろう腐食。見えないからこそ怖い。それを一度で改善できるタイミングが、実はお風呂のリフォームだったりします。

腐食した部材をすべて撤去し、新たに補強を行ったうえで、ユニットバスの設置工事へと進みます。こうした大がかりな補修も、見つけたその時にしっかりと対応しておくことで、これから先の安心につながります。

もし、ご自宅が古いタイルのお風呂の場合は、「壊す予定がないから大丈夫」ではなく、「壊してみないとわからないからこそ、検討の余地がある」と考えて、リニューアルを計画してみてはいかがでしょうか?

 

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