2025/08/15
お盆休み返上!
お盆休みの最中も、東京・神田にある老舗「鳥すきやき ぼたん」様の屋根工事が続いています。
周囲をビルに囲まれた現場は、佐原のような開けた街並みとは違い、屋根に日が当たり始めるのも少し遅め。
でも、ひとたび太陽が昇れば、9時を過ぎた頃には屋根の上もカンカン照り。
炎天下での作業は、体力も集中力も削られるもの。
それでも、老舗の屋根を守るために職人さんたちは手を止めることなく進めています。
今回の工事の大きなポイントは、積み木のように積まれていた大棟瓦。
昔の工法では、瓦が土で固められたままで、針金などでしっかりと固定されていないことも珍しくありません。
長い年月を経て、地震や風雨にさらされるうちに、下地となる土が崩れ、瓦のズレや緩みが目立つようになります。
今回は、一度すべての棟瓦を手作業で解体し、新たにモルタルで下地をつくり直し、しっかりと再固定する工程を行っています。
古い建物で苦労するのが、瓦そのものの修繕です。
昔と今では瓦のサイズが異なり、割れや欠けのある部分を現代の規格品で補うには一工夫が必要。職人が新しい瓦を現場で加工しながら、昔の寸法に合わせて取り付けていきます。
屋根は家を守る盾のようなもの。普段はあまり意識されない部分ですが、台風や地震が多い日本において、屋根の耐久性は住まいの安心そのもの。古い瓦屋根も、適切に修繕することでまだまだ現役で活躍できます。
住まいを長持ちさせる秘訣は、壊れてから直すのではなく「点検とメンテナンスを重ねていくこと」。
桶市ハウジングでは、新築だけでなく、こうした瓦屋根の修繕・メンテナンスも承っています。
地域の住まいを守ることは、そこで暮らす人の安心を守ること。
これからも住まいと人の暮らしをつなぐ、地域密着の工務店として励んでいきます。
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