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column

2025/12/03

「耳で読む本」

仕事柄、事務所に座っていられる時間はそう多くありません。現場へ、打ち合わせへ、また次の現場へ、そして事務所へ…。月間に走る距離は平均して3,500kmほど。年間にすると4万kmを超え、もはや職業ドライバーと言っても差し支えない数字になってきました。笑
前職でも同様な移動時間があったので、さすがにこれだけ車に乗っていると、この移動時間をもっと有効に使えないだろうか?と考えます。



そんな折、少し前のAmazonスマイルセールで見かけたのが、耳で読む本として有名な Audible(オーディブル)。
「本を読む時間がないなら、耳で読めばいい。移動が学びの時間に変わる!」
そんなキャッチコピーを見て、これは自分のためにあるサービスだと思い、迷わず試してみました。

しかし、現実は違いました。

運転中の頭の中は、ぼけーっとしつつも一定のリズムで働いているのですが、そこに朗読された情報が入ってくると、途端にノイズになってしまう。本であれば、読んだり止めたり、行を戻ったり、熟読したりと、言わば自分のペースで理解できますが、音声は常に相手の速度。テンポが合わないと、ただの耳障りでしかありません。

試しに何度かチャプターを変えたり、ビジネス書から物語まで幅を広げてみたりもしました。
でも結果は変わらず、「全く頭に入らない」という結論に。

人にはそれぞれ「学びのスタイル」があるってこと。
そんな当たり前のことを改めて思い知らされました。

参考にしたWebの記事にもありましたが、情報との距離感や触れ方は人それぞれ。
耳からスッと入る人もいれば、目で追うほうが理解しやすい人もいる。

私は、完全に後者だったようです。笑

ただ、一つだけ気づいたことがあります。
本も音声も無理に取り入れるのではなく、運転中は頭を空けておくほうが、自分には向いているということ。
現場の段取りを考えたり、お施主様のことを思い浮かべたり、会社の未来を考えたり。
音楽も聴かず、常に無音で運転する時間は、私にとって意外と大事な思考の整理時間だったのかもしれません。

学び方は一つではありません。
情報に追われるのではなく、自分に合うペースで吸収していく。
そんな柔軟な考え方でいたいなぁと、3,500kmの移動距離が教えてくれました。

皆さんはどんな方法で学んでいますか?
そして、自分にとって心地よい情報との距離はどこにあるでしょうか?

ちょっと立ち止まっていろいろ試してみるのも、意外と新しい発見があるかもしれませんよ。

 

+++

 

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