2026/01/27
「夏を旨とすべし」が招いた寒さ
年末年始に実家へ帰省するたび、暖房のきいたリビングを一歩出た瞬間に襲いかかる、あの冷気に驚くことはありませんか?私の実家も私と同い年で築51年。実家がこれほどまでに寒いのには、日本の家づくりが長年抱えてきた「ある教訓」が関係しています。
徒然草で吉田兼好が説いた家の作りようは夏を旨とすべしという教え。
高温多湿な日本の夏を乗り切るための風通しを最優先した結果、皮肉にも日本の家づくりは冬の寒さを置き去りにしてきました。

500年前の知恵は、エアコンも断熱材もない時代の最適解でしたが、現代の異常な酷暑や厳冬にはもう対応しきれず、南側を大きく開けた開放的な造りは、断熱性だけでなく耐震性の面でも大きなリスクを抱えているのが現実です。
実家が寒い最大の理由は、建物全体が呼吸しすぎていることにあります。
目に見えない無数の隙間から外気が入り込み、せっかく温めた熱がそばから逃げていく。気密という概念がなかった時代の構造が足元からの冷え込みを作っています。

さらに、熱の約5割は窓から逃げ出します。昔ながらのアルミサッシと単板ガラスは熱を伝えやすく、窓際で冷やされた空気が床に流れ落ちるコールドドラフト現象を引き起こします。
これでは、どれだけストーブを焚いても解決にはなりません。

こうした家の多くは、人がいる部屋だけを温める部分暖房ですが、これが廊下や浴室との間に10度以上の温度差を生みます。この温度差こそが、血管に負担をかけるヒートショックの引き金となります。家の中での事故を防ぎ、健康寿命を延ばすために必要なのは、家中どこにいても温度が一定であること。
「古い家だから仕方ない」と諦める前に、ぜひ知ってほしいことがあります。
なぜ私たちのつくる「魔法瓶の家」は、真冬でも薄着で過ごせ、朝までぐっすり眠れるのか。その答えは、完成してからでは絶対に見ることができない「壁の中」に隠されています。
週末、佐原で開催する構造見学会では、実家の寒さの原因を根本から解決する「外断熱」のリアルな現場を公開します。
33坪という等身大のサイズ感の中で、いかにして隙間をなくし、温度差のない空間を作り上げているのか。
親御さんの代から続く「寒さ」という課題に、今の技術でどう立ち向かうべきか。
一生に一度の家づくりで後悔しないためのヒントが、この現場に詰まっています。
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【構造現場見学会のお知らせ】
完成してからでは絶対に見ることができない、当社の家づくりの真髄をぜひお確かめください。
・日程: 1月31日(土)・2月1日(日)
・時間: 10:00 ~ 17:00
・場所: 香取市佐原イ565-2(本社近隣)
・備考: 両日ともに予約不要です。どなたでもお気軽にお越しください。

「見てもらいたい仕事があるから、見学会をやる。」
私たちの誇りである骨太な構造と、丁寧な手仕事、そして現場でも寒さが和らぐ外断熱の秘密を大公開!
ぜひその目で確かめてください。




