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column

2026/01/12

シャンプーボトルに潜むユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインを取り入れた民泊の現場も、昨年末で無事に完工しました。

ユニバーサルデザインと聞くと、何か特別な設備や大がかりな工事を想像するかもしれません。しかし、実は私たちの身の回りにある「当たり前のもの」の中にもたくさん隠れています。

例えば、お風呂場で使うシャンプーのボトル。 目をつぶって髪を洗っている時でも、ボトルの横や頭にある「ギザギザ」を触れば、それがリンスではなくシャンプーだと分かります。これは花王が消費者の声から開発したユニバーサルデザイン。いまでは国際規格になり、案外知られていませんが、ボディーソープのボトルにもストレートの突起が付けられています。

電卓や電話、リモコンの「5」のボタンにある小さな突起も同じです。 わざわざ見なくても、指先の感覚だけで中心の位置が分かり、スムーズに操作ができる。これらはすべて、視覚に頼らなくても「誰でも同じように使える」ことを目指して作られたデザインです。

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パソコンのブラインドタッチの基本配置のは・き・く・まのは(F)とま(J)にも同様の突起があります。

今回の民泊の現場でも、こうした工夫を随所に盛り込んでいます。
例えば、スイッチの高さひとつにしてもそう。 小さなお子様から車椅子の方、そしてご高齢の方まで。無理な体勢をとらなくても、誰もが自然に手が届く位置はどこか。それを現場へ反映していくことが、私たちの仕事です。

特別な誰かのためではなく、そこにいる全員がストレスなく過ごせること。 段差をなくすといった目に見える配慮はもちろん、使っている本人がその配慮に気づかないほど、暮らしに自然に溶け込んでいる。それが、本当に優れたデザインだと思います。

誰にとっても優しい場所であるために、最後まで気を抜かず、本物のユニバーサルデザインを仕上げていきます。

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