2026/01/11
超望遠に学ぶ、選ばれる理由
昨年末のこと。
妻が突然「カメラが欲しい」と言い出しました。 今さらながらインスタグラムを始めたいらしく、どうせなら綺麗に写るカメラが欲しいというのがその理由。
私自身、かつてはカメラを手に山に登っていた時期もありました。しかし、私も妻も手にしているのはiPhoneのProシリーズ。正直、日常の記録ならiPhoneだけで十分すぎるほど綺麗な写真が撮れる。そう思っていました。
ところが、妻が欲しがったのはニコンの「P950」。一眼のように見えますが、コンパクトカメラの部類。
しかし、中身はなんと焦点距離2000mm相当という超望遠モンスター!。月のクレーターまで鮮明に写し出してしまう。


今のデジカメ市場において、センサーサイズや総合的な画質だけで見れば、このカメラの性能は「そこそこ」かもしれません。でも、2000mmの超望遠という一点において、このカメラは他の追随を許さない圧倒的な個性を放っています。これ以上の望遠を求めるなら、それこそバズーカのような巨大なレンズを担ぐしかない。ニコンがここまで尖った機能に振り切ったことで、特定の層にとっては、これ以上ない唯一無二の選択肢になっているというわけです。

P950よりも新しい3000mmモデルも発売されていて、さんざん悩みましたが、結局、妻はP950を購入しました。
このカメラ選びと同様に、家づくりも 今の時代、平均点の高い家はどこでも建てられます。
でも、お施主様が本当に求めているのは、そんな無難なものではないはずです。
このカメラが選ばれるのは、目視で見えないほど遠くのものが手元にあるように撮影できる。それだけ。
「この杉の香りがなければダメなんだ」 「この空気感こそが、自分たちが求めていたものだ」
万人受けしなくてもいい。
けれど、ある特定の人にとっては「これしかない」と心から納得してもらえる、圧倒的な強み。 ニコンの超望遠カメラが月のクレーターを射抜くように、私たち桶市ハウジングも、住まう人のこだわりをカタチにする尖った存在でありたい。
iPhoneで十分な時代に、あえて重いカメラを持つ。
効率優先の時代に、あえて手間のかかる本物の素材で家をつくる。
その振り切った選択の先にしか、本当の満足はないと私は確信しています。
新しいカメラが捉える景色とともに、私たちもまた、お施主様の理想の景色を叶えられるよう励みます!
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