2025/09/05
NEVER GIVE UP!
ナイスの展示会を見学した後、足を運ぼうと思っていた横浜美術館の「佐藤雅彦展」が残念ながら休館日。
せっかく横浜まで来たのだからと予定を切り替え、すぐそばにある カップヌードルミュージアム へ向かいました。
館内には歴代のカップ麺がずらりと並び、色とりどりのパッケージはまるで時代の年表のよう。半世紀以上にわたり世界中で親しまれてきた歴史が、色とりどりのパッケージとともに展示されていました。
まさに麺の博物館!ともいえる壮観な眺め。
さらに、安藤百福氏が自宅裏庭の小屋でチキンラーメンを発明した当時の再現展示や、挑戦の歩みを伝える数々の展示に、小さな工夫が世界を変えることを感じさせられました。
展示を巡りながら心に残ったのは、日清食品創業者・安藤百福さんの生涯と、その根底にある「発明と挑戦の哲学」。
ミュージアムでは彼が遺した6つのキーワードが紹介されており、これは私たちの仕事や暮らしに通じる大切な指針のように感じました。
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まだ無いものを見つける
誰も手をつけていない場所にこそ、新しい価値がある。チキンラーメンも、世界初のカップヌードルも、まさにゼロからの発明。 -
なんでもヒントにする
ヒントは日常の中に潜んでいる。チキンラーメンの麺を油で揚げる発想も、台所での小さな気づきから生まれた。 -
アイデアを育てる
思いついたことを試し続け、失敗を恐れず育てていく姿勢。 -
タテ・ヨコ・ナナメから見る
当たり前を疑い、違う角度から見ることで、新しい解決策が生まれる。 -
常識にとらわれない
「即席麺なんて売れるはずがない」と言われても、自分の信念を貫いた安藤氏。 -
あきらめない
どんな困難に直面してもNEVER GIVE UP!の精神で挑戦し続けた姿。
この6つの言葉は、発明家としての姿勢であると同時に、家づくりや仕事、さらには日々の暮らしにも通じる普遍的な教えだと感じました。特に最後の「あきらめない」という言葉。展示室の赤い壁一面に掲げられた “NEVER GIVE UP!” の文字は、単なるスローガンではなく、挑戦し続ける人の背中を押してくれる力を持っていました。
私たちの家づくりもまた、この精神と同じです。地域の杉材を活かしながら、外断熱や二重通気といった工法を磨き続け、時代に合わせた提案を恐れず挑戦する。そこには、伝統と革新を融合させ、よりよい暮らしを届けたいという思いがあります。たとえ困難があっても、NEVER GIVE UP!の精神を胸に、お客様とともに未来の住まいづくりを続けていきたいと思います。
そしてその挑戦の一つが、私たちが発表した コンパクトでリッチな贅宅『小さな豪邸』 です。大きさではなく、必要にして十分な性能と、日々の暮らしを少し豊かにする“小さな贅沢”を詰め込んだ新しい住まいのかたち。安藤百福氏の哲学を重ねながら、これからも私たちは「まだ無いものを見つける」姿勢で、新しい住まいの価値を提案し続けていきます!
ぐるっと歩いてお腹も減ったと言うことで、管内にある「NOODLES BAZAAR」で腹ごしらえ。世界の麺料理を食べ比べられるフードアトラクションで、カップヌードルミュージアムと言うことで提供は3分以内!今回はベトナムのフォーとイタリアのパスタをいただきました。屋台風の会場で味わう一杯は、とてもインスタントとは思えないクオリティ!旅行気分も相まって格別の体験でした。
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