2025/11/19
築15年。ノーメンテの木材は正直です。
ソーラーサーキットの我が家も、気づけば築15年。
もうそんなに経ったのか…と思う反面、家の中は相変わらず快適で、その性能の高さを改めて実感します。
ただし、外まわりは別の話。
外壁は10年目で塗り替えをしたものの、当時こだわって無垢の桧でつくったバルコニーが、ここ最近どうにも怪しい。

室外機しか乗せていないのに、柱の根本は明らかに腐朽。
木が湿気を吸っては乾き、また吸っては乾き…を15年繰り返せば、どんな良材でも傷んできます。
これは材木の問題ではなく、外部にさらされる木材の宿命です。妻に言われ、見れば見るほど、これはさすがに危ないなというレベルに達していました。

昔は大工として現場に立っていた身ですから、こうした補修工事は手順さえ組めば難しいものではありません。
とはいえ、体は昔のままではない…(苦笑)。

それでも、落ちてからでは遅い。家族がケガをする前に、まずは腐った柱の付け替え。そして桁の補強~デッキ材の交換まで一気にDIYでやりました。
仕上がりはバッチリ。
しかし、案の定、筋肉痛だけはしっかり残っています。身体は正直ですね。
今回のことで、あらためて感じたのは、外部に使う木材は必ず劣化のタイミングが来るという当たり前の事実です。
外壁・屋根・設備は定期点検や更新で維持できますが、バルコニー・濡れ縁・ウッドデッキなど、屋外で雨風にさらされる無垢材は、どんなにいい材料でも必ず経年劣化します。
「最近デッキが柔らかい気がする」「柱の根元が黒い」「釘が浮いてきた」そんな症状は、早めに点検したほうがいいサインです。
当社では、新築のお客様でもOB様でも、近所の方でも、外部木部の腐朽・劣化の点検や、部分補修のご相談を日常的にお受けしています。放っておけないのに、どこに頼めばいいかわからない…そんな時こそ、遠慮なく声をかけてください。
家の性能は「つくる時」に決まる。でも、家の健康寿命は「その後の手入れ」で決まります。
自宅のメンテナンスを改めて考えるきっかけになれば幸いです。
それにしても、膝の痛みがなかなか治らずショックを受けています😢
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