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column

2025/05/29

暮らしをベースに考える

鹿嶋市で新築が完成した現場では、いよいよ外構工事の仕上げです。

地方ならではのゆったりとした広さ。それは大きな魅力である一方で、防犯性や雑草対策、道路からの視線を遮り、どこを開放的にするか等々、外構計画の課題は多いもの。特に多いお悩みは雑草対策。あこがれの芝生や植栽もいいですが、植物の生育に比例して、管理の大変さも増えていきます。建て替えのお客様にとっては、逆にそれが大変になり、コンクリートで敷地を覆うといった流れが本当に多いです。

前回もブログで書きましたが、広い敷地は自由度が高い反面、どこまでやるかのコストとのバランスが求められます。オープン外構で全面フルコンクリートにすれば、雑草などの管理は楽になりますが、その分、予算もかかりますし、雨水処理など新たな課題も出てきます。また、高齢になっても車に乗らなければいけない地域では、駐車スペースの確保や屋外物置の配置など、暮らしの動線をベースに考えていく必要もあります。

また、物騒な昨今は防犯面も重視されるようになってきました。特に広い敷地の場合、誰でも敷地内に入りやすくなるため、オープンすぎる外構が不安…という声も少なくありません。適度な境界感を演出するために、植栽や低いフェンスを設けるといったやわらかい遮り方も選択肢のひとつです。

外構とは、ただのまわりの装飾ではなく、暮らしを守り、導くもう一つの建築だと私たちは考えています。

広い土地だからこそできること。

そして、広い土地だからこそ生まれる悩み。

その両方に寄り添いながら、完成までしっかりと伴走してまいります!

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