column社長ブログ

「近所で工事していて気づいたのですが…屋根がズレているようです」
「このままでは雨漏りしますよ。今すぐ直さないと大変なことに」

そんな言葉で不安をあおり、契約を迫る悪質リフォーム業者によるトラブルが後を絶ちません。

とくに高齢者世帯を狙ったケースが多く、点検無料・保険が使える・今だけ補助金が出るといった耳ざわりの良い言葉で、冷静な判断を失わせようとするのが特徴。
「屋根が浮いている」「無料で点検します」などの親切そうな言葉から始まり、高額な工事契約を迫られる…そんな手口が多く報告されています。

実際、私も増改築相談員として所属している👉 住宅リフォーム・紛争処理支援センター（公式）（通称：住まいるダイヤル）には、以下のような相談が多数寄せられており、今回も注意喚起としてチラシが送られてきました。

 

【トラブル事例①】
無料点検から高額な屋根工事に
「近くで工事している」と言って訪問し、屋根の劣化を指摘され、その場で屋根に上らせたところ、「このままだと崩れる」と不安をあおられ、高額な工事契約を迫られた。

ポイント：「無料点検します」「屋根の浮きが見えた」などと言われても、絶対にその場で屋根に上らせないことが大切です。まずは名刺をもらい、信頼できる業者（地元の工務店など）に相談しましょう。

 

【トラブル事例②】
火災保険で無料修理できるは本当？
「火災保険を使えば自己負担なしで修理できる」と言われ契約したが、後から保険会社に修理費の全額が認められず、多額の自己負担を請求された。

ポイント：火災保険は自然災害による損害に対する補償であり、すべての修理費が認められるわけではありません。また、保険金の不正請求は契約者にも責任が及ぶ可能性があります。

 

【トラブル事例③】
補助金をかたった詐欺も発生中
「今なら国の補助金を使えばタダでリフォームできる」と勧誘され契約したが、実際には補助金が使えず、支払いを迫られた。

ポイント：補助金制度は一定の条件や申請手続きが必要です。その場で「今しかない」「今決めないと損」と迫ってくる業者には要注意！補助金の有無は、国・自治体の公式情報や、信頼できる業者で確認しましょう。

 

もし、突然業者がやってきたら、まずは絶対にその場で契約しない。
そして数社の見積もりをとる。記録を残す。
第三者に相談するのが鉄則！
大切なのは、焦らず、ひと呼吸おくこと。

 

桶市ハウジングは、創業百余年。地域とともに歩んできた家づくりの中で、たくさんのご縁と信頼を積み重ねてきました。
「ちょっと気になる業者が来たんだけど…」
そんな一言でも、どうぞ気軽にお声がけください。

 

「家を建てる」だけが仕事じゃない。
「家を守る」こともまた、私たちの大切な使命です。
地元での顔が、いちばん頼りになる時代です。

 

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