2025/12/14
後悔したのは決断の遅さ。一日でも早く住みたい最後の家。
年末になり、OB様のもとへカレンダーを持ってご挨拶に回る季節になりました。
年に一度だけではありますが、こうして顔を合わせ、近況を伺える時間は私にとってとても大切な時間。
今年お引渡しをしたお施主様のお宅でも、そんな嬉しい時間がありました。
「本当に暖かいですね。夏も涼しかったけど、最近の寒さで、この家の良さがよく分かりました」
そんな誉め言葉をいただき、胸の奥がじんわりと温かくなりました。
お客様は、もともとご両親の家をリノベーションする予定でした。
家を残すこと、守ること。そこには迷いも、葛藤もあったはずです。
そんな中で、打合せの最中に起きた能登半島沖地震。
「残された家をどうするか」と、「これからの暮らしをどう生きるか」。
その二つを天秤にかけたとき、最終的に選ばれたのは、新築という決断でした。
耐震性という安心。そして、これからの人生を、ゆったりと、快適に暮らすという選択。
決して軽い決断ではなかったと思います。

でも、そのお施主様が本当に求めていたものは、スペックや数字ではなかったように感じます。
朝、裸足で歩ける床。お子様と一緒に、静かなひとときを過ごせること。
実際、夏から現在に至るまで、素足で過ごしているそうです。
「靴下のほうが邪魔なくらいで」そう笑いながら話してくださった表情が、本当にうれしそうで。
無垢の床の足ざわり。包み込まれるような家全体の暖かさ。
実生活で体感できた感動が、そのまま暮らしになっているのだと感じました。
「思い切った決断だったけど、本当に新築して良かった」
「一日でも早く住みたいと思えた、最後の家でした」

暮らしの中で満ち足りるという、今の贅沢の形。「ちょうどいい」が、一番贅沢だという感覚。
一つだけ最大の後悔は、もっと早く建てていれば、一日でも長くこの家に暮らせたのに…と最後に仰っていました。
こうした価値観に共鳴して選ばれる家が、うちの家。
今年も、そんな住まいづくりに関われたことを、誇りに思いながら、カレンダー配りを続けています。

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