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column

2025/09/24

暮らしと庭のこれから

最近、お客様から「庭をコンクリートにしたい」というご相談をよくいただきます。

雑草が生えるたびに腰をかがめて草むしりをするのは大変ですし、大きくなりすぎた庭木や、かつての日本庭園の石の手入れも、年齢を重ねるにつれて重荷になっていきます。特に今夏は強烈な暑さもあり、とても庭でかがんでいられる気温じゃなかったことも影響しているかもしれません。

若い頃は四季の移ろいを楽しんでいた庭も、年月が経ち、もはや家庭内での重荷として考える時代に入ったのだと感じます。広い土地をお持ちの方ほど、この問題に直面しています。
全面をコンクリートにしてしまえば、草も生えず、掃除も楽。確かに魅力的です。ただ、最終的に解体しようとしたときの費用が高額になってしまうこともあります。手入れが楽という安心感と、将来の負担という現実は、表裏一体です。

一部に植栽スペースを残したり、緑も低木のサツキやツツジなど比較的メンテナンスの簡単な植栽へ変更したり、防草シートや砂利と組み合わせたりと、ほどよく負担にならない程度で庭を整える方も増えています。庭をなくすのではなく、自分たちの暮らしに合った形にリニューアルする――それがこれからの庭づくりなのかもしれません。それでも無理!という方には、やはりコンクリートでしょうか。

庭の悩みは、これからの生き方をどうするか、という問いにもつながっています。
最近では〇〇じまいの一種として、「庭じまい」と呼ばれます。

老後でも自分のライフスタイルにあって暮らしやすいと思えるような、庭じまいを行ってください。
お庭の悩みもいつでもご相談ください!

 

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