2025/12/12
屋根は外断熱。冬暖かくて、夏涼しい秘密。
佐原のど真ん中で進んでいる、注文住宅「杉の家」外断熱Ecoライフ工法2階建て新築工事現場。
先週末の上棟を終え、構造体への金物の取付が一段落し、いよいよ屋根工事の工程に入りました。

当社の家づくり、とくに外断熱工法の屋根は、一般的な住宅と少し考え方が違います。
よくお客様にお話しすると驚かれるのですが、私たちは屋根を二回つくる構造を採用しています。
正直に必要かどうかだけで考えれば、やらなくても家は建ちます。

まず一回目は、建物を守るための構造としての屋根。垂木を組み、野地板を張り、家としての骨格をしっかりと形にする。
ここまでは、どの住宅会社でも大きくは変わらない工程かもしれません

次に行うのが、外断熱としての屋根づくり。構造の屋根の外側に、断熱材を連続して施工し、その上にさらに通気層を確保しながら、もう一度、屋根を重ねていきます。
結果として、屋根の構造は二重になり、外側で熱や湿気をコントロールする仕組みが完成します。
なぜ、そこまで手間をかけるのか。
理由はとてもシンプルで、夏の暑さと冬の寒さを、できるだけ家の中に持ち込まないため。
屋根は、太陽の熱を最も強く受ける場所。ここで熱を遮り、溜め込まず、逃がすことができるかどうかで、室内環境は大きく変わります。断熱材を室内側に入れるだけでは、屋根の構造材自体が熱を持ち、その熱がじわじわと室内へ伝わってくることもあります。
外側から包み込み、さらに通気で逃がす。この考え方こそが、外断熱の屋根を二回つくる意味です。

もちろん、工程は増えますし、材料も手間もかかります。完成してしまえば、屋根の中がどうなっているかは見えません。
正直にコストだけを見れば、もっと簡略化することもできます。それでも私たちがこの工法を続けているのは、住み始めてからの「違い」が、確実に暮らしに表れることを知っているからです。
夏の二階が暑くならないこと。夜になっても屋根からの熱戻りが少ないこと。冬は屋根から冷えを感じにくく、室内の温度が安定すること。こうした一つひとつは、図面や写真ではなかなか伝わりませんが、何年、何十年と暮らす中で、確実に体感できる差になります。
家づくりは、完成した瞬間がゴールではありません。むしろ、住み始めてからが本当のスタートです。だからこそ、見えなくなる部分にどれだけ意味を持たせられるか。その積み重ねが、十年後、二十年後の「この家にして良かった」という実感につながるのだと思います。
佐原の街並みに新しく加わるこの一棟も、そんな想いを込めながら今日も作業が進んでいきます。
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