メニューを開く

メガメニュー を開く

メガメニュー を閉じる

column

2025/07/19

家ではなく暮らしを売る

先日拝聴した、タブチキヨシ氏の住宅セミナー。
これからの家づくりを考える上で、たくさんのヒントが詰まっていました。

日本全国で活躍する建築家、タブチキヨシさん。パナソニックやハウスメーカーとのコラボ案件も多数手がける、人気の住宅クリエイター。昨年、マツコの知らない世界にも出演され、お会いしたかった一人です。

+++

イチ・ニ・サン・シでおなじみのALSOK。
かつては綜合警備保障という社名でしたが、7/16に社名変更をして今は「ALSOK」。一見ただの略称に見えますが、実は事業が警備だけではなくなったからこその変化。
これと同じで、家づくりも、ただ住む箱をつくる時代から、「暮らし方」や「生き方」を提案する時代へと変わってきています。

「家は文化によって変わる」。
その言葉どおり、かつて当たり前だったサザエさんの間取りも、今はもう終わった。同じように、いま主流とされる間取りも、いずれ時代遅れになっていく。
だからこそ「今」の暮らし方、「今」の価値観を見つめることが、家づくりには大切なのだと思います。

2023年の日本の平均世帯人数は3.22人。
人数が減り、狭小住宅や中古マンションが見直される背景には、「コンパクト=不自由」ではなく、「コンパクト=リッチ」という考え方の広がりがあります。

たとえば、都心のヴィンテージマンション(中古マンションと表記するより売れるのだそう)が人気だったり、オープンハウスが好調だったり。どちらにも共通するのは、「資産価値」がきちんとあること。インフレが進む時代には、こうした確かな価値のある住まいに人が集まっていくのです。

そしてもうひとつ、大切なのは「贅沢の定義」が変わってきていること。
かつては大きな家、最新設備、豪華な仕様が言わば贅沢だった。でも今は、not A hotelやラストパートナー(ラスパ)のような、心地よさや居心地、そして誰とどこで過ごすかが贅沢の本質になってきている。

だからこそ今、私たちが考えるべきは「家を売る」のではなく、「暮らしを提案する」こと。
五感で感じる心地よさ、よく眠れる空間、観葉植物や木の香りに包まれる安心感、土に触れるようなアーシングの感覚。そうしたウェルビーイング(心も体も満たされる暮らし)が、これからの家づくりに求められているのだと思います。

大きくなくてもいい。
派手でなくてもいい。
“コンパクトリッチ”という新しい豊かさを、私たちの住まいづくりでもかたちにしていきたいと思います。

 

+++

 

暑い夏に本気で向き合う住まいを、ぜひ体感してほしい。
ということで、今年もモデルハウスにて、真夏の体感会を開催します。


📍 7月26日(土)・27日(日)
📍10:00〜20:00(夜も見学OK)
🏡 桶市コンセプトハウス 香取市北3-11-9
🛏 宿泊体験も受付中(要予約)


杉と漆喰と珪藻土に囲まれた自然素材の空間に、進化した全館除湿システム「リフレア」が搭載された住まい。
どの部屋にいても、サラッとした空気。
「これ、ずっとここにいたいね」と思っていただけると思います。

ぜひ、この夏の空気を確かめにいらしてください。
きっと、帰りたくなくなる空気を感じていただけるはずです。