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column

2025/05/16

土地が広いと、悩みも多い。。。

鹿嶋市でご新築いただいた「杉の家」外断熱ECOライフ工法の注文住宅。
先月末に無事お引渡しを終えました。お施主様のお引越しはもう少し先ということで、現在はお引越しまでの期間を利用して、外構工事が着々と進行中です。

建物周りの配管や電気配線などの確認を行いながら、玄関まわりや裏側の犬走り部分にはコンクリートが打設され、美しく整った動線ができあがってきました。敷地に余裕があるため、アプローチや駐車スペースにも十分なゆとりが確保され、これから植栽や電動ゲートの設置など、玄関前の工事が進められていく予定です。ただこれからの時期の外構工事は天気との勝負。日々コロコロ変わる天気予報とにらめっこしながら、職人さんも段取りに難儀しながら進めています。

当社の施工エリアは敷地にゆとりがある分、外構工事の面積も大きくなりがちです。とくに駐車スペースなどはコンクリートを打設するにも、面積あたりの工事費がかかるため、広ければ広いだけ、それなりの費用がかかってきます。
少し前までは、植栽や花壇、家庭菜園のスペースを設けたりと、庭を楽しむスタイルが一般的でした。花や緑が建物を引き立て、季節の移ろいを感じられる豊かな暮らし。そんな外構のあり方を希望されるお施主様も多くいらっしゃいました。

でも、最近はずいぶん様子が変わってきたように思います。お庭をしっかり楽しみたい方はとことん作り込みますし、反対に「草むしりが大変だから」と、建物のまわりをすべてコンクリート土間で固めてしまう方も少なくありません。手間を減らして、すっきりとした外観にしたいという声も現場ではよく耳にします。

今回の現場も家庭菜園はありつつ、庭の面積も広々な羨ましい敷地。道路から玄関までの距離も長く、庭や裏門への動線の確保を考えると、どうしても工事範囲が大きくなってしまいます。生活動線としての利便性と、外構としてのデザイン性。そのバランスをどうとるか。これが、外構工事のいちばん悩ましいところかもしれません。

住まい方のスタイルは本当に人それぞれ。だからこそ、家づくりの最後を彩る外構にも「その人らしさ」がにじむのだと思います。