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column

2025/09/22

値引き交渉ってアリ?ナシ?

いろいろと反響をいただく「本音」シリーズ?

リフォームや新築の打ち合わせの中で、必ずといっていいほど出てくるのが 「もうちょっと安くなりませんか?」 という一言。買い物の延長線上で、家づくりでもつい口にしたくなる気持ちはよくわかります。
ただ、私たちにとっては少し複雑な問題でもあります。

ちょっと前に「サービスでお願いできます?」にモヤっとする理由(←Click!)にも同じようなこと書きましたが、工事金額というのは単なる数字ではなく、工事にまつわる材料費・職人などの人件費等が積み重なってできています。ここを無理に削ると、どこかで帳尻を合わせる必要が出てしまう。材料のグレードを下げたり、人件費を削って工期を短縮したりなど、見えにくい部分で品質や安心が犠牲になる可能性があります。

病院で診察を受けて「この診療費の端数は値引いてもらえます?」とは言いませんよね。
だって自分の体のことですもんね。
私たちは住まいを作たり直したり、言わば外科の分野。手術に変わる工事費には仕入れや流通、人件費が含まれます。
お医者さんだって、診察を手抜きしたり薬の量を減らすようなことをしない限り、診療費の値引きなんてできません。
住宅の置き換えても工事内容をどこか変える行為に直結します。

一番ありがたいのは、最初から「このくらいの予算で考えています」と率直に教えていただくことです。
そうすれば、こちらもその中で最大限いい提案を考えることができます。
予算と工事内容を一緒に整理しながら「この形なら納得できる」と感じてもらえることが、最も誠実な形だと思います。

値引き交渉は悪ではありません。

でも、安さだけを求めた結果、品質や安心を失ってしまっては本末転倒です。
私たちは、お客様の大切な家を預かる以上、適正価格で誠実にを何より大事にしています。
だからこそ、値引きのお願いよりも「予算の相談」をしていただけると、きっとお互い気持ちよく、いい家づくりができるはずです。

 

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