2025/05/15
リノベーション現場も、いよいよ二期工事へ。
現在、香取市内で進行中のリノベーション現場では、一期工事が間もなく完成を迎えようとしています。
こちらの現場は、築年数の経った住宅を住みながら段階的に改修していく大規模リノベーション。工期を2段階に分けているのには、明確な理由があります。
それは、お客様が日常生活を続けながら工事を進めるための配慮。住まいながらのリフォームの場合、生活の場と工事の場が重なるため、工程の組み方ひとつで快適さも効率も大きく変わります。
今回はまず、居室部分の改修を優先して着手。
お客様の生活スペースを確保しながら、居室のバリアフリー化や断熱強化といった工事を進めてきました。そして、いよいよ始まるのが水回りを中心とした二期工事です。
この時期、少しずつ暖かくなってきたとはいえ、浴室やキッチンなど水回りの工事はどうしてもお客様へご不便をおかけすることになります。
通常、ユニットバスの入替工事であれば一週間程度で完了しますが、今回は間取りの変更も伴う大掛かりな内容。浴室の位置も含めてリニューアルするため、工程もやや長引く見込みです。
今回は、敷地のスペースにも恵まれていたので、仮設の浴室を設置しました。ご不便を最小限に抑えつつ、安心して過ごしていただけるよう、段取りにも一工夫。
お料理とまではいきませんが、切ったり洗ったりができるよう、解体するキッチンも移設して改修工事期間内は仮設でお使いいただけるようにしました。
家を丸ごと作る新築とは違い、暮らしの中で少しずつ形を変えていくリノベーションには、現場ごとに柔軟な対応が求められます。リフォーム・リノベーションは日々の生活の中での不便さの刷新が大前提なので、こちらも新築とはまた一味違う感動が生まれます。
今の暮らしに寄り添いながら、未来の暮らしへとつないでいく――そんな仕事のやりがいを感じる現場です。