2025/08/26
トイレも、ウェルネスの場へ
トイレも、いまや「用を足す場所」から「ウェルネスの場」へと進化を遂げつつあります。
パナソニックのアラウーノが登場したとき、陶器ではなく樹脂製の便器というだけでも衝撃的でした。その裏には「どうしたら陶器よりも掃除がラクになるか」を徹底的に追求し、疑似便をつくるために数億円もの設備投資をしたという逸話があります。これはトイレ業界への新規参入と清掃性という暮らしの質に真正面から挑んだ一例でした。
今回、TOTOからさらに未来を感じさせる新しい提案が登場しました。
便器に「便センサー」を搭載し、毎回の排便をスキャンして健康状態をチェックできるというもの。
いまや健康管理は体重や血圧だけではなく、腸の状態にまで踏み込む時代。トイレという日常の行為に、最新のセンシング技術が融合することで、これまで病院でしか分からなかった情報が家庭で簡単に得られるようになります。
考えてみれば、私たちの生活の場において、家でも外出先でも毎日トイレと付き合っています。
そこにちょっとした健康への安心感が加わることは、暮らし全体の質を高めることにつながるはずです。清掃性を追い求めたアラウーノ、そして健康チェック機能を備えたTOTOの便センサー付きトイレ。どちらも共通しているのは、ただの設備ではなく、暮らしを豊かにする道具としての進化。
トイレも、キッチンも、リビングも、どこにいても暮らしがちょっと良くなる仕掛けがある。それが本当の意味でのウェルネス住宅。
あなたの家のトイレは、これから先の健康を考えるパートナーになるかもしれません。
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