2025/10/24
ようやく着工。遅すぎる確認申請のその後
長かった……本当に長かった。

ようやく確認申請が下り、首を長くして待っていた現場がようやく動き出しました。
事務所そばの佐原の現場では、まず最初の工事となる地盤改良工事がスタート!
今回の地盤改良工事は、もともと今月末の予定でした。
それがなぜ早まったのか…実はここにも遅くなった確認申請問題が関係しています。
最近の申請業務は、構造・防火・省エネ・地盤、どれを取っても根拠書類の提出が非常に細かく求められています。
この現場も例外ではなく、地盤調査の結果「ベタ基礎で可」と判定されていたにもかかわらず、審査側からは「なぜ地盤改良を行うのか、データを出せ」と指摘が入りました。
確かに、調査結果だけ見ればベタ基礎でも問題はなさそうな数値でした。しかし、過去の地震や液状化・水害の履歴を考えると、安全側に立った判断をしたいのが本音。
お施主様も、将来の安心を優先したいと地盤改良を希望されていました。
その思いを説明し、データを整理して再提出。しかし、再審査に入るまでまた順番待ち……結局ここで約2週間のロス。
今回、地盤改良工事が前倒しで実施できたのは、他社の現場でも同様に確認申請が下りず、工事が延期となったためでした。そのキャンセルスケジュールを急きょ引き継ぐ形で着工できたという、まさに空き枠でした。
それほどまでに、今、全国の現場で工期の乱れが発生しています。
「確認申請が降りない」「訂正指示が多すぎる」「再計算に時間がかかる」などなど。
こうした声は私たちだけでなく、多くの建築会社からも上がっています。

工事は、Σ-i(シグマアイ)工法による鋼管杭の地盤改良。
先端に大きな円盤状のスクリューが付いた鋼管を、最大8メートルの深さまでねじ込む工法です。
この方法は、地震の揺れに強く、液状化地盤でも建物をしっかりと支持できるのが特長。
実際、東日本大震災の際に液状化被害が大きかったエリアでも、鋼管杭による杭支持の建物は水平を保っていたという実績があります。
信頼性が高く、当社でも採用実績の多い工法の一つです。
今の家づくりは、構造も省エネも、そして地盤も書類の裏付けが求められる時代になりました。
ただ、その制度的な厳格化が、現場やお客様にとって足かせになっている部分もあります。
私たちは制度に従いつつも、現場の現実を知る立場から、安全で、確実な家づくりをこれからも提案し続けます。
これから家づくりを検討される方は、確認申請にかかる時間や影響を必ずスケジュールに入れておくこと。
特に賃貸住宅にお住まいの方で、部屋の更新などを見据えて家づくりを進めていらっしゃる方は、ゆとりを持ったスケジュールが必要です。
これが非常に大事なポイントです!
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